マイクロスコープについて
松山市南梅本町にある歯医者『宮崎デンタルオフィス』では、マイクロスコープを複数台導入しています。
マイクロスコープとは
当院では「マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)」を複数台導入しています。
マイクロスコープとは、通常の肉眼での視野と比べ4倍~25倍といった倍率まで拡大し、肉眼では見え得ないものを精密に観察できる顕微鏡のことです。
国内での導入はまだ少ない現状があります
1998年よりアメリカの根管治療の専門医は、マイクロスコープを使うことが義務付けられている程、重要な治療用機器となっていますが、日本では歯科診療所への普及率は約7%程度とも言われており、さらにマイクロスコープを複数台導入している歯科医院は2%未満といわれ、未だ十分な普及率ではないのが現状です。
しっかり見ながら治療することのメリットは多数
経験と勘、手探り状態で行っていた今までの歯科治療ではなく、マイクロスコープを用いた拡大視野下での治療を行うことで、様々な有用性があります。
マイクロスコープのメリット
永続性の高い歯科治療の実現
マイクロスコープを用いて高倍率視野下で虫歯治療を行うことで、問題のある部分のみを選択的に取り除き、健全な歯質を極力温存することが可能になりました。このことにより患者様への侵襲を最小限に抑えた治療(MIコンセプト)を行うことが可能となり、歯の寿命を延伸させることにおいて威力を発揮します。
精密性の高い歯科治療の実現
マイクロスコープを用いた歯科治療により、肉眼では確認が困難な、微細な段差や細かなひび割れも確認可能となり、修復物の精度向上や再発率の低下につながり、これまでは歯を抜くという形で治療するしかなかった歯も保存可能になる場合もあります。
透明度の高い歯科治療の実現
治療中にマイクロスコープを活用することにより、患部の状態を治療中に動画記録できるため、従来ではなし得なかった術前、術中、術後の患者様へのご説明が可能になります。『どこを』『どのように』治療したのかが視覚的に確認いただけるとともに、どのようなご質問にも一つ一つお答え致します。
当院のマイクロスコープ
ZEISS EXTARO 300
当院では、ドイツのカールツァイス社製「EXTARO300」という高性能マイクロスコープを導入しています。
カールツァイス社のマイクロスコープは高価な設備ですが、非常に高性能で、より精密な治療を可能とするだけでなく、治療中の様子は動画で保存可能となっており、患者様にどの部分をどのように治療したかを見ていただきながらご説明可能です。
マイクロスコープ歯科治療
むし歯治療
マイクロスコープで拡大することによって、肉眼では確認できないような微細なむし歯の発見も可能となります。また、必要な部位だけ削ることが可能になり、健康な歯質の削り過ぎを防ぎ、できるだけ健康な歯質を多く残すことができます。さらに、再発のリスクを抑えた精密治療が可能になります。
根管治療
複雑な形状をしている根管の治療にマイクロスコープは欠かせません。アメリカでは根管治療の専門医はマイクロスコープを使用することになっています。マイクロスコープを使用することで治療後の再発リスクを低減できます。
歯周病治療
歯周病治療では、歯石除去の際にマイクロスコープを使用することで、歯根を傷つけたりせず、歯肉もできるだけ傷つけずに治療できます。
細部の確認
歯面に発生するクラックは肉眼ではなかなか把握できませんのでマイクロスコープが活躍します。また、また補綴物の精度を高めるためにもマイクロスコープを活用します。